皆さんこんにちは! LTLのアイドル、安西ときわでーす!! |
えっと……LTLの、ユキです。2回目ですが、よろしくお願いします……。 |
私も二回目ですが、ホワイトボオドの樒です。ご指名ありがとうございます。 |
どうも……ネコ公園の、大隈零司です。今回を入れて残り二回だというのに、俺みたいな影の薄いのが出演していいものだろうか……。 |
あら? そもそも出番の多くない私たちのような者向けのイベントなのかと理解していましたが……。 |
そうですよ! レイジさんイケメンですし、何も気にしなくていいと思います!! |
いや、俺は別にー……。 |
結構無口な方なんですね? ネコ公園では私とそっくりな彼女さんがいるって聞きましたけど、似てますか? |
似てる……には、似てる……が。やっぱり……別人だな、と……。 |
お名前も『ときわ』さんで、見た目もそっくりなんですよね? |
まぁ……うん。話し方も似過ぎてて、驚いたよ。 |
LTLのトキワさんが、こっそり入れ替わっても気付かないんじゃないですか? |
……いや。それは、流石にわかるだろう。 |
彼女さんを大切にしてそうですよね~。でも、たとえばあたしが『浮気しましょう』って言ってきたら、どうします?? |
……そういうのは、ちょっと。 |
でっすよね~~。いいなー、ネコ公園のトキワさんは。なんであたしにはろくな男が寄ってこないの? レイジさんみたいな誠実な人、どっかにいませんかねぇ~? |
ん……俺に聞かれても……。 |
高望みしていると、相手は見つかりませんよね。誰でもよければ簡単ですよ。人類の約半分は男性ですし。教え込めば誰でもそれなりに使えるようになりますから。 |
そうは言ってもさ~……。マジでろくなのがいないんだもん。遊びだけで付き合うなんて、あたしにはムリだしー。 |
……そうですか。トキワさんは、意外とそういうの気にする人なんですね? |
意外って何よ!? あたし、こう見えても絶対浮気とかしないし、相手がしたら許さないんだから!! |
あはは……失礼しました。でも、真剣に交際相手を探すと見つからないというのは、私も同意します。レイジさんは、どうやって今の彼女と出会ったんですか? |
……また俺に振るのか。先輩に無理やり誘われて行った、合コンだよ。 |
へぇ~……そうなんですかぁ。あたし、合コン飽きてきてたけど、地道に参加してたらレイジさんみたいな人と出会えるのかなぁ……。 |
……わからない。俺も、期待して行ったわけじゃなかったし。トキワが――うちの彼女のトキワが、帰り際に連絡先を聞いてきて、メールのやり取りをしたりしているうちに……何というか、そうなって。 |
強引に押し倒されたんですね? |
いや……。トキワの性格がわかってきたというか、外見は派手だが、ちゃんとした考えを持った女性というのがわかってきたから、付き合いたいと思ったんだよ。 |
わー……あたしのことじゃないのに、あたしが褒められてるみたいでちょっと嬉しい。……でも、ちょっとむなしいな。はぁ…………。 |
……うん。もう、これ以上はあまり喋りたくない……。 |
レイジさんはいい人ですね。もっと気難しい方かと想像していました。 |
そうだね。あたしも怖そうな人だと思ってたけど……違うみたいで安心しました! |
むしろ、レイジさんが私たちのことを怖がってるみたいですよ? |
いや……そういうんじゃないんだが。あまり、女性と話すのは……というか、こんな風に3対1で話すなんて、滅多にないから……。 |
うーん。でも、わかりますよ。あたしも、男の人ばっかりだと、怖いですもん。 |
ユキさんは、レイジさんみたいな人が好みのタイプっていうことでしょうか? |
え? ち……ちがうよ! そういうんじゃないけど、気持ちはわかるだけです! |
じゃあ、やっぱりレミ君みたいな年下の男の子がタイプなんですね? |
あっ、あっ……あの……!! それも、ちがうとおもいます!! |
レミ君ねぇ……あたしは年上が好みだからなぁ。いい子だとは思うけど、魅力は感じないかなー? |
質問を変えてみましょうか。レミ君は、どういう性格ですか? |
性格……? うーん……ぼんやりしてる感じ、かなぁ?? |
怖くはないんですよね? |
うん。レミ君は怖くないね。喋ってて全然疲れないし、女の子みたいだって思うよ! |
そうか……。俺なら、そんな風に言われたら……少し凹むかな。 |
ええ!? どうしてですか……!? |
……ユキさん、もしかして女の子が好きなんじゃないですか? 世の中には、そういう人もたくさんいますよ? |
ええ!? ち……違うと、思う……けど。どうなのかな……。確かに、カリンちゃんやエリカちゃんや、ナツコちゃんは好きだよ。でも、そういうのって、付き合ったりする好きとは違うと思うんですけど……。 |
んー……そうだね。ユキちゃんは、まだまだ経験が足りないだけだと思うよ! |
……ごめんなさい。 |
いやいや、謝るところじゃないよ! 気にしなくていいってこと! |
ところで……話がいきなり変わりますが、ユキさんとのコンビ希望の理由は、『おっぱいが並んでるのが見たい』とのことです。 |
そ……そうみたいですね。あの、できたらあんまりそういう単語は言わないでほしいです……。 |
単語というと、『おっぱい』ですか? ユキさん、もっと露出の高い格好をしたらいいと思います。私なんかよりずっと凄いおっぱいじゃないですか? |
いえ……その……あの…………。 |
……ってか、樒ちゃんって高校生なんだよね? ユキちゃん、どうして敬語で喋ってるの? |
そうですね。この中で一番年下ですし。敬語抜きで喋ってくださって構いませんよ? |
うん……がんばるよ。 |
しかし、一番年下……には、見えないな。 |
んー……よく言われますけど。私、老けて見えますか? |
いや、何というか……世慣れすぎている感じが。 |
ですよねー。樒ちゃんと話してると、不思議な感じしてきますよねー。 |
ふふ、褒め言葉として受け取っておきますね。 |
あたし、いつまでがんばっても樒ちゃんみたいにはなれない気がするなぁ……。 |
ユキちゃんはユキちゃんのままで成長したらいいよ! がんばっていい人見つけようね!! |
いい人……はい。そのうち考えます……。 |
では、ユキさん。そろそろ撮影をしておきましょうか? |
……あの。さわるのとか、さわらせるのとかは、ダメだからね? |
そんなに警戒しないで下さいよ。心配しなくても、何もしませんから。 |
……ほんとに? |
はい。二人っきりの時にします。 |
…………………え? |
じゃあ、あたしが撮りまーす! 二人とも、笑ってー!! |
……あ、あの。樒ちゃん、今……。 |
…………。(笑顔) |
……ある意味、対照的な表情だな。 |
ユキさん、おもいっきり泣きそうな顔してませんか? |
ごっ……ごめん。だって、樒ちゃんが変なコト言うから……。 |
はーい! はいはい! 次、あたしたちの番!! |
……うん。よろしくお願いします。 |
私が撮りますね。抱き合ったりしますか? |
……いや。普通で、お願いします。 |
そうですね! 大事な彼女に怒られちゃいますし、ガマンしまーす! |
……終わったな。 |
うふふ、燃え尽きていらっしゃいますね。この写真を彼女さんに見られたら、大変な騒ぎになりそうです。 |
やめてくれよ……。ここに来てるだけで、少し気まずいんだ。いくら企画とはいえ、心苦しいものがある。 |
レイジさんは本当にマジメで、いい人だなぁ……。神様、あたしにもいい人が見つかりますように!! |
……ふぅ。なんだか、思ってたよりずっと、何もなかったなぁ。 |
何があると思っていたんですか? |
う……ううん! なんでもないです!! |
でも、本当にスムーズにおしゃべりできたんじゃないかな? 今までのゲストとはぜんぜん違う感じで、波風立たなかったし。 |
波風……なかったのかなぁ。あたしには、十分刺激が強かったけど……。 |
まあ……俺には、盛り上げたりするのはムリだよ。みんなが明るくしてくれて、助かった。 |
悪く言えば地味だったのかもしれませんが、これはこれで……いいんじゃないでしょうか? |
うん! こんなにスムーズに最後までいけて、良かったです!! |
……お疲れ様でした。 |
次回で、当企画も最終回となります。最後はどのコンビが登場するのでしょうか? ……来週をお楽しみに!! |
真面目な宣伝というか、そういうのもできるんだな。 |
はい。切り替えが肝心ですね。 |
それでは……失礼します。ありがとうございました……。 |
あ、レイジさん! ちょっと聞きたいんですけど、レイジさんの知り合いでカッコよくて誠実な人、いませんか!? |
あ。私も紹介してもらおうかな? |
いや、俺はその……友だちが多いほうじゃないし……。 |
じゃあ、友達の知り合いとかでもいいですし! 思いつく限りあたってみてもらえませんかねぇ!? |
そ、そう言われても……。 |
「…………(静かにフェードアウト)」 |