どうも、嵩村琉珂です。今回のコンビ企画も……不思議な組み合わせですよね。 |
……ええ。私も長いこと悪魔をやっていますが、このような光景を目の当たりにするのは初めてですよ。 |
ハハ! 不思議な組み合わせっていうのはどういう意味かな? |
ははは! もしかして、『悪魔が混ざってる』っていう意味かな? ボクはそんなことは気にしないよ。同じ甘薬キャストの仲間じゃないか! |
そうだね! 仲間の輪が広がるのは素晴らしいことだね!! |
……ふむ。彼らには、この異様さが伝わらないんでしょうか。 |
異様というか……まあ、異様ですよね。江田さん、同じ見た目の人がいるというのは気にならないものなんですか? |
ん? 同じ見た目……って、失礼なこと言わないでよ! ボクは栄路君とは全然似てないじゃない! 会ってみて確認できたけどさ! |
そうだね。ボクとは少し違うかな。ボクの方が、何というかー……少し上品な感じじゃないかな? つけてる香水も違うみたいだし。ちなみにボクがつけてるのは―― |
では、リヴェルさん、今日はよろしくお願いします。 |
はい、よろしくお願いします。『復讐』の悪魔、リヴェルと申します。 |
あれ……なんで無視するのかな? |
ボクたち、いないものとして扱われてる……? |
でも、『フリートークをしろ』って言われても……僕もあんまり話すの得意じゃないんですよ。リヴェルさんから何かありますか? |
うーん……そうですねぇ。ルカ君はナイフを使うようですが、どうしてナイフなのか聞かせていただけますか? |
えー……そういう話ですか? ちょっと、あんまり答えたくないかなぁ……。 |
……勝手に話が始まっちゃってるね。 |
じゃあ、ボクらも勝手に楽しんだらいいんじゃない? 栄路クン、よろしくね。活躍はよく聞いてるよ。 |
ははは……活躍というか、悪名じゃないですか? 本編でのボクは、さんざん悪いことやっちゃってますからねぇ。 |
まあ、気にすることはないよ! 今日は楽しもうじゃないか!! |
――実は、私と契約したニンゲンは、その人の心を反映した武器を手にすることになるんですが……アプリの登場人物、美雪ちゃんが出した武器が、ナイフだったんですよ。 |
はぁ……なるほど。それで、ナイフ繋がりで気になったんですか? |
まあ、そういう感じですかねぇ。もしくは、君がもし私と契約したら、ナイフが出そうだなと感じるからでしょうか。 |
うーん……そうですか。僕には、よくわかりませんけど。 |
ナイフ、似合ってると思いますよ? 何か気に入らないことでもありますか? |
いやぁ……だって、人を傷つけるものですしね。なるべくなら、武器なんか持ちたくないですよ。 |
では……『飽食の館』の作中での心境というか、あの時はなぜナイフを選択したんでしょう? |
あの時の心境は……やっぱり答えたくないですけど。あんまり長い刃物だとかは、必要なかったからじゃないですか? だから取り回しが効くナイフを選んだんだと思いますけど―― |
ハハハ! 楽しいねぇ!! |
そうだね! 栄路クン、今度二人で飲みに行こうよ!! |
……騒がしくて集中できませんね。 |
……ええ。鏡を認識できないゴリラのように見えますね。 |
ああ……ゴリラは類人猿の中でも一番知能が低いとか聞いたことがあります。 |
ちょっと! なんでいきなり兆治さんの悪口言ってんのさ! |
いやいや、ゴリラっていうのはたぶん栄路君のことだよ。どちらにせよ、悪口は良くないと思うけどね! |
ところでー……リヴェルさんって悪魔じゃないですか。だったら、僕たち人間ってみんな同じように見えるんですか? |
いえ、江田さんはお二人ともゴリラに似ていると判別できますよ? ルカ君とは、まるで別の生物のようです。 |
……悪魔から見ても、ボクはゴリラ扱いなのか。 |
栄路君……耐えよう。きっと、こんなボクらのことを好いてくれる人もいるはずだよ。 |
それはわかりかねますが……人気投票の結果としては、ネコ公園の方の江田さんは結構な人気があったようですね。 |
そうなんだよ! ボクも衝撃だったね! なんせ、あのカッコイイ主人公のジュゲム君にまで勝っちゃったんだから!! |
ああー……主人公に勝っちゃうのって、正直気まずいですよね。僕も嬉しい半面、ちょっと困りました。 |
いやいや、ジュゲム君はそんなことを気にする性格じゃないからさ! レミ君はー……見るからに繊細そうではあるけど。 |
そうなんですよ。あんまり喋ってくれませんけど、絶対気にしてますからね……流石に申し訳ないなって思って。 |
……で、LTLの方の江田さんの順位はというと? |
うっ……!! ボ……ボクの順位については、触れないでほしいんだけどな……。 |
だって、しょうがないですよ。殺人ゴリラですし……。ナツコさん殺しちゃった時点で終わりですって。 |
空飛ぶ殺人鬼のキミには言われたくないよ!! なんで同じ人殺しをしといて、ボクばっかヒドい扱いをされるのさ!! これは、不当な差別じゃないかな!? |
でも、ボクもわかるよ。同じことをやったって、ルカ君みたいな可愛い男の子なら許したくなるもん。……ね、ル・カ・君?(愛に満ちた眼差しを向ける) |
いや、許してほしいと思ってるわけでもないですけど……とりあえずそういう目で見られるのは、気持ち悪いです。 |
ハッハッハ! そこまではっきり言ってもらえると、むしろ清々しいねぇ!! |
……ふむ。観察していた限りでは、ネコ公園の方の江田さんの方が、幾分か大らかな性格のようだ。LTLの江田さんの方がプライドは高いようですが、周囲からの扱いは悲惨なようです。 |
プライドが高いのは……否定はしないけどさ。ここまでヒドい扱いを受けるのは、何とかしてもらいたいよね……? |
まあ、私としてはどうでもいいことです。(笑顔) |
……うん。そうだろうね……。 |
じゃあ、リヴェルさん。そろそろ、撮影しちゃいましょうか。 |
はい、そうしましょう。 |
悪魔と記念撮影なんて……変な気分ですけど。 |
ははは、そうでしょうねぇ。私としても、初めての経験です。 |
初めての相手が可愛い男の子なんて……うらやましいね! |
では、そこのゴリラ二匹はさっさと撮影を終わらせて帰ってください。 |
えっ……!? あの、わかってると思うけど、ボクは一応ボケたつもりだったんだけど……? |
じゃあ、二人も撮りますよー。いいから早くしてください、時間がもったいないんで。 |
ルカ君も……顔は可愛いけどシビアな性格だね。意図的にボクらを虐げてるよね……? |
ボケ殺しなんて、ボクにとっては普通のコトさ。キミも、早く慣れた方がいい……。 |
何をブツブツ言ってるんですか? 撮りますよー。 |
……はは。この写真は、一生の思い出になりそうだよ! |
そうだねぇ。またこんな風に、ボクら二人が一緒に皆さんの前で喋れる機会があれば―― |
さて。では、用のなくなったお二人は、退場してくださって構いませんので。 |
あの、最後に皆さんにご挨拶するのぐらいは、ボクらも立ち会わせてほしいんだけどな……。 |
ああ、そうですか。じゃあ、どうぞ。 |
……はい。 |
気を取り直していこう、栄路君。……みんな! 今回も最後まで付き合ってくれてありがとう! どうだい、楽しんでもらえたかな!? |
この企画はまだまだ続くからね! 見てみたいコンビがある人は、遠慮なく応募してよね!! |
……なんというか、二人ともタフですね。 |
『ゴリラ並みのタフネスに拍手です』……と、いったところでしょうか? |
あはは……リヴェルさん、LTL本編に詳しいんですね? |
悪魔ですからね。知らないことなどありませんよ。 |
……そして、ボクらはやっぱりゴリラという認識のままで終わるんだね。 |
まあ……冗談を抜きにすると、貴方がたお二人も、一応はニンゲンとして認識していますよ。一応は、契約対象だとわかりますからね。 |
……うん。『一応は』って二回も言われたけど、ありがとう。 |
しかし、私としてはお二人とは絶対に契約したくないですね。契約すると、契約者の魂を食べなければいけなくなるんですが……二人に関しては想像したくもありませんので。(笑顔) |
言われなくてもわかってるよ……!! |
それでは皆様、ありがとうございました。 |
ええ!? こんな唐突な終わり方……!? |
今後ともsweet ampouleをよろしくお願いします。またお会いできる日を楽しみにしています。さようなら。 |
……諦めようか、栄路君。 |
そうだね、兆治君。ボクたちにも、輝かしい明日が待っているといいね……。 |