皆様、ごきげんよう。コンビ企画第二回、出演者に選んでいただき光栄に思います。わたくし、クレアと申します。よろしくお願いいたします……。 |
……あれ? ここではそういうネコかぶりキャラでいくの? |
……藍川さん。わたくしは何も、ネコなどかぶっていませんよ? |
ああー……うん。では、そういう感じで行きましょうか。ボクは藍川拓都といいます! 健全な好青年なので、よろしく! |
なんだかよくわからないけど……ふざけた企画だな。この僕を何だと思っているんだ? ニンゲンなんかと記念撮影だなんて……馬鹿馬鹿しいにも程があるよ。 |
私は……とにかく緊張してます。上手く喋れないかと思いますけど、よろしくお願いします。 |
二人ともよろしくですー。……って、片方は『人』じゃないんだっけ? |
僕は悪魔のノーチェだ。君たちとは格の違う存在だよ。ハハッ! |
私は三条京子といいます。幼馴染からは『キョロ』と呼ばれています……。 |
ノーチェにキョロちゃん、よろしくお願いします! |
……おい。なんで僕のことは呼び捨てなんだよ? 『ノーチェ様』とか、最低でも『ノーチェさん』だろ? 言い直せよ? |
……まあ、それはいいとして。フリートークといっても、何を話せばいいと思いますか? |
おい!! 僕を無視するなよ!! |
……そんなに時間もありませんし、自己紹介をしている暇もなさそうですね。 |
……僕は、ここでもこういう扱いなんだな。 |
自分の好きなものでも話せばいいんじゃない? とりあえず僕はおっぱいが好きです! |
……警告です。次にその単語を口にしたら、藍川さんは今回の撮影には加われなくなると思ってください。 |
ちょっ!? ……あのさ、前回の企画見たでしょ? そらちゃんはよくて俺はダメって、どーゆーことよ!? |
うるせーっつってん……でございますよ。次言ったらブチ殺すんでそのつもりでよろしくでございます。 |
うーん……口調だけ変わっても、キャラ変わってないでございますよ? |
クレアさんって、おもしろい方なんですね。元気でハキハキしてて、一緒にいたら楽しそうです。 |
おほほ……ありがとうございます。一応、LTLでは可憐なお嬢様キャラで通っておりますので……どうか覚えておいてください。 |
私は……根暗で変なキャラで通ってそうですけど。占星術が専門なので、よかったら後で占わせてください。 |
おほほ……それは楽しみですわね。わたくしも、占いは大好きでございますので……。 |
……フン、何が占星術だ。ニンゲンごときに何がわかる……。 |
あの……私、本物の悪魔と会えて、感動してます。ノーチェ様にはぜひ、後で退魔の実験台になっていただきたいのですが……。 |
退魔っていうと……おい!! 思いっきり殺す気じゃないか!? |
はい……。正直、早くやりたくてウズウズしています……。 |
……いいだろう、やってみろよ? 僕はニンゲンなんかには触れることもできない高貴な存在だからな。お前みたいな小娘に殺せるわけがない。 |
それ、死亡フラグですか? |
だから、悪魔は死なないんだよ!! てゆーか、なんでみんなして僕を殺そうとしてるんだ!? |
ノーチェ、お静かに願います。これ以上騒いだらわたくしがブチ殺しますわよ? |
……クレアとか言ったな。お前、名字は何ていうんだよ? よく考えてみたら、お前だけ名字を聞いてなかったぞ。 |
わたくしは……クレアでございます。名字はございません。単に『クレア』でございます。 |
嘘つくなよ。ニンゲンには名字があるものだろ? 覚えておいてやるから、言ってみろよ? |
……わたくしは、クレアと申します。 |
……面倒臭い奴だな。もういい。僕は悪魔だからな。ニンゲンの心なんて、簡単に読めるんだよ。 |
……え? |
……ふむ。なるほど、わかったぞ。お前の本名は呉石あつ―― |
せいっ!! |
コボッ!! |
訂正してください。あたしは、クレアですので。 |
クレアちゃん、一人称が『わたくし』じゃなくなってますよー……。 |
何故……何故だ……? どうしてニンゲンが、僕に触れることができる……?? |
ああ? 知るかボケ。そんなに殴ってほしけりゃ何発でもお見舞いしてやるわよ。ほら、ほら。 |
うがっ! やっ! やめっ……ひいぃ!! |
……『悪魔は囁くだけ』の世界なら、ニンゲン相手には無敵なのかもしれないけど。 |
この企画の世界では……ノーチェさんも本編とは違った、普通の人間と同じような設定になっているのかもしれませんね。 |
設定とか言わないの。まあ、要するにそういうことなんだろうけど……これじゃ、ただのチャラいだけのお兄さんだよねぇ。 |
うう……どうして僕がこんな目に……。 |
あーあ、最悪。せっかくイメチェンのチャンスだと思ったのに、台無しじゃん……。 |
というわけでー……尺もなくなってきたので、このまま撮影でお願いします! |
うう……写真なんか撮りたくない……。 |
はい、終了。 |
……もういやだ。帰りたい……。 |
じゃあ、その……私たちも、撮影しましょうか? |
そうだね。可愛い子とツーショット撮影だなんて、俺も緊張するなー。 |
わ、私は……可愛くなんかありませんし……。 |
はいはい。藍川さんは黙っててね。その子にちょっかいかけてたら即殺すから。 |
もー……『殺す』って今日何回目だよ? クレアちゃんがいるだけで物騒な空気になるなぁ。 |
アンタがいるだけで不健全な空気になるんだから、それよりはマシでしょ。いいから黙って終わらせなさい!! |
へいへい……。 |
……ありがとうございました。いい思い出ができました。 |
うん、こちらこそありがとう! なかなか楽しい企画だねー! |
何も楽しくないよ……。ニンゲンと大差ない存在に落ちぶれてしまっただなんて、それだけで死にたくなる……。 |
あ。だったら、そろそろ私の実験に付き合ってもらっていいですか? ノーチェさんの胸に、私が磨きあげた銀の杭を打ち込んでみたいんですが……。 |
やめろ!! 今の僕なら……確実に死ぬだろ。そんなもの、引っ込めてくれ!! |
……『悪魔を殺した女』。占星術師としては、箔が付きますね。 |
あたしも手伝うよー。早く殺っちゃいましょ? |
くっ……殺られて、たまるか……!! |
あっ!? 消えた……!? |
……残念です。消え去る能力は残っていたようですね。 |
かわいそうなノーチェさん……。てか、俺もかわいそうだよね。今回、クレアちゃんに遠慮してたせいで全然喋れてないしさ……。 |
何よ、あたしのせいって?何を気を遣うことがあるっていうの? |
いや、だって……おっぱいの話したいのに、喋ったら殺すとかいうから……。 |
……レッドね。 |
ぎニャア!! |
うん。手応えアリ。 |
クレアさんって、本当に強いんですね。尊敬するなぁ……。 |
やめてよ。あたしは別に強くないし。そこらの男がヘナチョコすぎるだけよね。 |
ところで……私たち二人だけになってしまいましたけど。この辺りで、解散にしましょうか? |
そうねー。締めの挨拶だけして……これから、お茶でもしよっか? |
いいんですか? じゃあ……ぜひ、お願いします。 |
つーわけで……結局ネコかぶれなかったけど、今回もみんなありがとう! 来週もお楽しみにね! |
ご要望はまだまだ募集中ですので、twitter及びfacebookの公式アカウントまでお寄せください。素敵な組み合わせが見られるのを、私も楽しみにしています。 |
……カイは指名してもらえるのかなぁ。あたしとしては、もっとカイの人気上がってほしいし……本編は無理でも、こういう企画だけでも活躍してくれたらいいと思ってるんだけどねー。 |
ジュゲム君も……あんまり目立つタイプじゃないからなぁ。 |
その『ジュゲム君』って人は、キョロちゃんの彼氏さん? いいなー、詳しく聞かせてもらおうかなー。 |
そっ……そんな、んじゃ、ないです! たくさん話すこともないと思いますけど……!! |
あはは! じゃあ、みんなまたね! これからも応援よろしく!! |
はい。皆さん、ありがとうございました……。 |